Graphic 35
【Graphic 35】SPECIFICATIONS
製造メーカー名
発売年
型式
画面サイズ
レンズ
ファインダー
ファインダー倍率
露出計
フィルム感度対応範囲
シャッター
シャッタースピード
セルフタイマー
シンクロ接点
フィルム巻き上げ
フィルム巻き戻し
電源
サイズ
重量
販売価格
日本の大卒初任給
Graflex
1955年
距離計連動式レンズシャッターカメラ
36mm × 24mm
50mm F/3.5 Graflar
スプリット式レンジファインダー(上下合致式ピント)
0.7倍
無し
ー
Prontor SVS リーフシャッター
B、1、1/2、1/5、1/10、1/25、1/50、1/100、1/300
有り
フルシンクロ(M/F/X接点)
ノブ式
左側面・ノブ式
無し
131×92×62mm
約790g
77.50 ドル(27900円)。フラッシュ付きの場合 89.50 ドル(32220円)。
8700円
作例
感想
Graphic 35は、日本人にはあまり馴染みがないカメラですが、数はあまり人気がないためか、ネットオークション上では比較的安く購入できると思います(5000円前後。2024年現在))。カメラの造りは仕上げも良く丁寧に製作された感があり、アメリカ製のカメラですが質感は悪くありません。張り皮は、黒ではなくグレーの色でそれが品の良さを醸し出しています。このカメラの特徴は左右についたシーソー式のファーカシングボタンと、カメラの前面についた、シャッターレバーです。最初の操作には通常のカメラの操作とは違うためにまごつくことがありますが、この操作を把握してしまうと、通常のカメラ操作よりも早いピント合わせができるほど簡単に操作を行うことができ、シャッターを切ることができます。このカメラで写真を撮影しようとするときに、まごつくことも、こういったカメラの楽しさなのかもれません。このカメラのシャッタースピードは最高速で1/300までしかありませんので、屋外での撮影は、ISO100より上の感度のフィルムではF値を絞らなければならず、撮影にはきついものがあります。また、カメラの上面から見たレンズ周りは他社のカメラのそれよりも色分けされており素人にもわかりやすく操作できるような工夫がされていることに気が付きます。
1955年当時は一眼レフカメラも出始め、他社のレンジファインダー式カメラは成熟している時代にGraphic35は発売されました。Graphic35のカメラは二つの特許を持っているとはいえ、基本的なカメラの設計は古いものでした。そのために当時の価格は他社に比べて廉価なものにし、混雑した競争の激しい市場にもかかわらずグラフィック 35 は生産初年度 (1955 年) に、世界中のどのカメラ モデルよりも多く販売されました。堅 実な広告予算に加えて、この成功は、1)価格、2)評判の高い米国企業による製造、3)斬新なフォーカス システムと いう 3 つの要因の結果だったと言われています。
このカメラの特徴は左右についたシーソー式のファーカシングボタンと、スペクトルフラッシュシステムです。
しかし、スペクトルフラッシュシステムはフラッシュを使用した時のシステムであり、普段一般ユーザーはこのシステムに関しては気に留めることはなく使用していたと思われます。
最初のこのカメラの操作には通常のカメラの操作とは違うためにまごつくことがありますが、この操作を把握してしまうと、通常のカメラ操作よりは早いピント合わせができるかもしれないほど簡単に操作を行うことができ、シャッターを切ることができます。このカメラで写真を撮影しようとするときに、まごつくことも、こういったカメラの楽しさなのかもれません。このカメラのシャッタースピードは最高速で1/300までしかありませんので、屋外での撮影は、ISO100より上の感度ではF値を絞らなければならず、撮影条件がきついものがあります。また、カメラの上面から見たレンズ周りは、被写界深度目盛と、フォーカス視認準備目盛は非常に分かりやすく、好感の持てる設計になっていますし、フラッシュのガイドナンバーを設定した後、フラッシュと絞りのF値の関係を感覚的に分かりやすくする為の、距離と絞りの関係を色分けされております。そのために、使用説明書の半分ぐらいは、フラッシュ使用時の撮影方法が書かれており、力が入っています。しかし、一般のユーザーがここを理解しこのカメラを使用していたかは疑問です。
Graphic 35のレンズはGRAFLAR 50mm/F2.8 ですが、レンズ構成等はよく分かりませんが、発色は当時のエクターレンズのような発色で、解像度も非常に良いレンズだと思います。
残念な点
2つの特許持つGraphic 35とはいえ1955年当時の他社のカメラと比べると、基本的なカメラの設計が古すぎです。スペクトルフラッシュシステムのカラーバンドは、カメラ好きからすると、見た目のイメージとしてオモチャみたいな色合いで安っぽく見えてしまいます。その見た目とは反対にカメラは重く、カメラを肩からぶら下げためのカメラストラップをつけるためのストラップ金具が設置されておりませんので、できるならばカメラケース付きのものを購入することをお勧めします。このカメラケースは、Graphic 35の前モデルのCiro35とも兼用できます。
シューマウント部の規格が現代のサイズと微妙に違い、露出計をシューマウント部に装着ができない点です。
GRAFLAR 50mm/F2.8
レンズ
レンズはGRAFLAR 50mm f2.8です。Rodenstock社製です。レンズのメイガンに刻印されているGRAFLEX ®️ GRAFLAR の「®️」マークはRodenstock社製という話。そこでこのレンズを調べてみましたが、このレンズの特徴、性能等が書かれている本、サイトはあまりありません。そこで、Rodenstockレンズについて調べてみると、「無一居」というサイトにいきつき、このレンズはTrinar トリプレット型ということが解りました。そしてトリプレット型のレンズを調べますと、ウィキペディア(Wikipedia)には以下のことが書かれています。(この性能は、このタイプのレンズの特徴を述べており、GRAFLAR 50mm f2.8のレンズの直接の性能ではありません。)
特徴
トリプレットは、当時既に十分に一般的であった光学ガラスの種類であるクラウンとフリントのみを使った凸凹(絞り)凸の3群3枚というシンプルな構成にもかかわらず、ザイデル収差の全てを調整する自由度がある(アナスチグマート)という特長がある。このため画質性能は基本的には全般に良く、特に中央部は非常にシャープでコントラストの高い像が得られる。しかし、像面湾曲の補正を十分にするのは難しく、特に周辺部で非点収差となる、いわゆる「画角に弱い」という傾向のために、広角にするといわゆるグルグルボケないしその逆の描写が出やすい。
また、廉価なカメラでは収差の問題や最短撮影距離に限度があるものの、いわゆる前玉回転式(正確に表現するなら前玉前後式)によるフォーカシングが可能な点も利点であった。
その後の重要なアレンジとしては、レンズシャッター機(特に、いわゆるコンパクト機)用として絞りをレンズ全体の後方に移動し、コンパクト化と偏心対策と生産性向上のために全レンズが縁で接触するような構成とした上で、新材料や非球面等の新技術をとり入れた設計の特許(出願)が多数出されている。このような設計はレンズモジュールの生産性の他、前述のように後方に置いた絞りを、絞り兼用シャッターとするカメラシステムの簡素化も図れる利点がある。同様のアレンジはテッサータイプでも行われている。
GRAFLEX JOURNAL 「GRAFLEXとそのカメラに関する情報の共有 2016年第3号」には以下のことが記載されています。
1954 年に Wollensak 社は Revere Corp. に買収され、Graflex Ciro 35 はおそらく Wollensak レンズのレンズシャッター を搭載した最後の 35mm カメラとなりました。Graphic 35 へのアップグレードの一環として、Graflex はこの部品を海外で探す必要があ り、ドイツの供給元に落ち着きました。選択されたシャッターは高品質の Prontor‐SVS (1 ‐ 1/300 秒) で、最初は Rodenstock 50mm f/3.5 レンズと組み合わされていました。 1955 年 5 月、このカメラは f/2.8 レンズ付きで販売されるようになり、シャッター速度は古い システム (1/10、1/25、1/50 など) から新しいシステム (1/8、1/15、1/30 など) に変更されまし た。ティム•ホールデンのブラックブックには、1955 年 11 月 11 日に、デュアル スペクトラマ ティック カラー バンドを備えたカメラで Enna Werk 50mm f/2.8 レンズが使用されたこと が記録されています。
すべてのバリエーションに「Graflar」というラベルが付けられており、カタログ情報には 「Graflar f/2.8 または f/3.5 レンズ、色補正およびコーティング済み」とだけ記載されているため、どのレンズがどのメーカーによって製造されたかを判断するのは困難です。
いくつかのレンズにはフロントリムにG. Rodenstockのラベルが付いていますが、他のレンズ には実際の製造元が明記されていません。ケン•メトカーフによるeBayの検索では、 1954 年に Wollensak 社は Revere Corp. に買収され、Graflex Ciro 35 はおそらく Wol‐ lensak レンズ/シャッター アセンブリを搭載した最後の 35mm カメラとなりました。Graphic 35 へのアップグレードの一環として、Graflex はこのコンポーネントを海外で探す必要があ り、ドイツのサプライヤーに落ち着きました。選択されたシャッターは高品質の Prontor‐SVS (1 ‐ 1/300 秒) で、最初は Roden のストック 50mm f/3.5 レンズと組み合わされていました。 1955 年 5 月、このカメラは f/2.8 レンズ付きで販売されるようになり、シャッター速度は古い システム (1/10、1/25、1/50 など) から新しいシステム (1/8、1/15、1/30 など) に変更されまし た。ティム•ホールデンのブラックブックには、1955 年 11 月 11 日に、デュアル スペクトラマ ティック カラー バンドを備えたカメラで Enna Werk 50mm f/2.8 レンズが使用されたこと が記録されています。
(GRAFLEX JOURNAL 「GRAFLEXとそのカメラに関する情報の共有」2016年第3号より抜粋訳)
・裏蓋の開閉
巻き戻しノブを引き上げたところから、さらにノブを引き上げることで裏蓋のロックが外れ裏蓋は開閉します。この頃になると現代的なカメラのシンプルな開閉方法になっています。
フィルムを装填した後
フィルムカウンターは「S」になっていますので、「1」を指すまでフィルムを巻き上げます。
カメラ側面にある巻戻し用クランクを起して,矢印の方向に抵抗を感じるまで巻いておくと,フィルムを1枚巻上げるたびに,この巻戻しクランクが回りますので,フィルムが正常に巻取られていることがわかります。
フィルムカウンターの設定
24枚撮りのフィルムの場合には、フィルムカウンターを 24 に設定し、36枚撮りの フィルムの場合には「0」に設定します。フィルムカウンター設定するには、フィルムカウンターダイヤルの中央を押し下げて回します。 各撮影後、フィルム巻き上げノブを止まるまで回します。 フィルムカウンター ダイヤルは自動的に 1 回転プラス 1スペース回転し、残りの撮影できる枚数を知らせるカウントダウン方式です。
シャッター
シャッター速度
カメラの Prontor SVS シャッターの速度範囲は 1 秒から 1/300 で、B (バルブ) 露出があります。 シャッター スピード リングのすべての数値は、1 秒未満を表します。 2 = 1/2 秒、30 = 1/30 秒、ete. B (電球) の設定については、9 ページの「低速」を参照してください。
シャッター スピード リングを回して、シャッターの前面上部にある三角形のマークの反対側に希望の速度を設定します。
Prontor SVS シャッターで提供されるシャッター スピードの多くは、露出表に示されているシャッター スピードと多少異なることに注意してください。
使用する露出テーブルに示されているものに最も近いシャッター設定を使用することをお勧めします。 必要に応じて絞りF値を上または下にわずかに調整して、露出をわずかに減らしたり追加したりできますが、白黒フィルムとほとんどのカラーフィルムのラチチュード わずかな違いは一般にこれを補正します。
シャッタースピードリングを数字の中間の位置にセットすると、希望する中間シャッタースピードは設置できません。
シャッターのコッキング
カメラを図のように持ち、コッキング レバーをロックするまで押し込みます。
「コッキング レバーの後ろにある赤い点は、シャッターを切る準備ができていることを示します。 スピードリングはシャッターを切る前でも後でもセットできます。
シャッターを切る
フィルムを巻き上げた後は、前述のようにボディリリースレバーを使用してください(5 ページ)。 直接シャッターを切る場合は、シャッターのレリーズレバー、または本体レリーズレバー横のガード下の操作アームを押してください。 この方法を使用する場合は、次の露光のためにフィルムを巻き上げることができるように、フィルム巻き上げインターロックの解除について 10 ページを参照してください。
ボディレリーズレバーでシャッターを切りたい場合は、カメラにフィルムが入っていない状態で、フィルムスプロケットを手動で停止するまで進めてください。停止した時点でボディレリーズレバーを押したときにシャッターが切れるようにインターロックが解除されます。
絞りとシャッタースピードの設定
フィルムの巻き上げをしましたら露出を測り、任意の絞りもしくはシャッタースピードを設定し、それに合わせたシャッタースピードもしくは絞り値を与えます。
プッシュ ボタン フォーカシング
レンズの両側にあるピアノキー型のボタンで作動するギアとレバーにより、スプリットイメージ距離計 を作動させながらレンズ鏡筒を前後に動かします。 プッシュボタンフォーカスは、Graphic 35 の売り文句の 重要な要素であり、1955 年 3 月の Graflex 業界ニュース レターの表紙で強調されていました。広告では、カメラの フォーカスのしやすさと、スキー グローブをはめたままで もフォーカス システムを使用できる点が強調されていまし た。操作の簡単さを強調する広告の中には、特に女性をター ゲットにしたものもあったようです。批判は常に存在します が、プッシュボタン システムに反対する人もいたようです。 その理由は、フォーカスに両手がふさがっていて、カメラを 支えたり安定させたりするための手段がないからです。
(GRAFLEX JOURNAL 「GRAFLEXとそのカメラに関する情報の共有」2016年第3号より抜粋訳)
このカメラの特徴でもある二つのボタンを左右で押すシーソー式の焦点を合わせる機構の「プッシュ ボタン フォーカシング」は、特許をとっているシステムです。このシステムは想像以上に使いやすくボタンを押しながらピントを合わせたいところを行きすぎることもなく、非常にスムーズに操作を行えます。
ファインダー
Graphic 35は二つのファインダーを持っており、一つは構図を決めるためのビューファインダー(A)。もう一つは焦点を決めるための上下合致式のレンジファインダー(B)。当時の他社のカメラはビューファインダーの中にレンジファインダーが組み込まれ、ビューファインダーとレンジファインダー合致式のものに移行していました。しかし、実際に使用していますと、レンジファインダーはビューファインダーに比べ、倍率が高くピントを合わせる作業は楽に焦点を合わせることができます。
被写界深度
被写界深度
Graphic 35の被写界深度目盛は、ボディ側のレンズの付け根に大きく存在し、それはフォーカス準備視認目盛と共に、焦点距離を設定するにあたりとても視認しやすく、とても分かりやすく見やすい設計になっています。これは「ユニバーサル スペクトラマテ ィック フラッシュ設定」の設計に伴うデザインですが、非常に使いやすく成功した機能になっています。
被写界深度は、写真に多くの被写体を鮮明に映し出すのに役立ちます。 これを最大限に活用するために、フォーカス準備視認目盛、焦点目盛を含むダイアルの両側に 1 つずつ、2 セットの F値があります。
通常の方法でレンジファインダーを通して焦点を合わせ、被写体に必要な露出を決定し、通常の方法でシャッター速度と絞りの設定を設定するだけです。 「被写界深度目盛」の 2 組の数字は、絞りの数または設定を表します。 例として、露出がf/11で1/60秒で、被写体が約6フィートの距離にあると仮定すると、最も鮮明な焦点(被写界深度)の領域は、に示されている距離内にあることがわかります 被写界深度スケールの 2 つの 11 インチの間の距離目盛。 図の例では、これは約 5 フィートから 8 フィートになります。 f/16 を使用した場合、図の被写界深度は 5 フィート未満から 25 ~ 30 インチ近くになります。
*1ft (フィート):30.48cm
フィルムの巻き戻し
撮影が終わりましたら巻き戻し作業に入るわけですが、このカメラには通常のカメラにあるスプリケット解除ボタン、レバーが見当たりません。このカメラの巻き戻し方法を知らないと撮影後マゴつくついてしまうことになります。
軍幹部左の巻きあげノブをを引き起こしすことでスプリケットが解除され、巻き戻しノブでフィルムを巻き戻すことができます。
スペクトラマティック・フラッシュシステム
1997 年の記事で、ティム•ホールデンは次のように述べています。「当社のエンジニアリング ディレク ターであるヴァーノン•ホイットマンは、正しいフラッシュ露出を自動的に決定するためのカラー スケ ールのアイデアを思いつきました。これは、ほとんどのカメラ ユーザー、特に数学に詳しくないユーザ ーにとって大きな問題でした。」
バンドの目的は、ガイドナンバーとフィルム速度を記憶したり計算したりする負担から写真家を解放 することであり、そのため、最初のスタイルのバンドは特定のフラッシュバルブとフィルムの種類専用 に調整されました。これら 2 つの分野の進歩と電子フラッシュの影響の増大により、変更が余儀なく されました。
当初、単一のカラー スケールは 12 ASA のコダクロームのみに対応していました。1955 年 4 月 までに、より多くのフィルム タイプが市場に投入され、高感度のエクタクロームとアンスコクロ ームをカバーする 2 番目のバンドが追加されました。1956 年 4 月、同社は単一の「ユニバーサ ル」カラー バンドを確立し、レンズ バレルのベースにスケールを追加して、ユーザーが使用す るフラッシュに適したガイド ナンバーを設定できるようにしました。ユニバーサル バンド カ メラの最初の納品は、1956 年 4 月 24 日でした。
使用時には、ガイドナンバーを設定し た後、カメラマンはカメラの焦点を合 わせ、距離の測定値に関連付けられ た色(「視認性ダイヤル」)を観察 し、絞りスケールの同じ色分けを使用 してレンズの絞りを設定します。図で は、距離の測定値 3.5 フィートが赤で 示されています。これは、絞りポイン ターを絞りスケールの赤い(最後の) セグメント(f/16‐22)に移動する 必要があることを示しています。
使用している フィルム、フラッシュ、 シャッター スピード(1/125) により使用説明書を見てガイド ナンバーを決定します。ユニバーサル スペクトラマティック バンドを指定されたガイド ナンバーに合わせます 。そうすることで、上面にあるカラーバンドが移動します。
カメラの焦点を合わせます。焦点を合わせるとその数値の下にカラーバンドが表示されます。これは焦点距離によってカラーバンドの色が変化していることが理解できると思います。フォーカス準備視認目盛の中央に表示されているのと同じカラー バンド上にF値を設定します。そしてシャッターを切り撮影します。
ガイドナンバーを200に設定した状態です。ガイドナンバーを100〜200の位置に移動させることでスペクトロマティック・スケールのカラーバンドが移動しているのがわかると思います。こうやってフラッシュ撮影時のF値の設定を直感的にわかりやすくなっています。しかし、このシステムを使用してまで撮影していた人がどれだけいたのかはいささか疑問ですし、このカラーバンドがこの品の良いカメラのイメージをオモチャっぽくさせています。
Graphic 35の使用説明書
参考文献
・Graphic 35 GUIDE Richard Kingsbury Greenberg : Publisher
・Graphic 35 使用説明書
参考サイト
CASUAL PHOTO PHILE
i色々な写真家によって投稿されているWEBサイトかと思います。
詳しいカメラの解説有り、撮影された写真も豊富なサイトです。