Rolleimatic


 

Rolleimatic】SPECIFICATIONS

製造メーカー名

発売年

型式

画面サイズ

レンズ

ファインダー 

 

ファインダー倍率

露出計  

フィルム感度対応範囲

シャッター 

シャッタースピード

セルフタイマー

シンクロ接点 

フィルム巻き上げ

フィルム巻き戻し

電源

サイズ

重量

販売価格 

日本の大卒初任給

 Rollei

1980年

35mmレンズシャッター、目測式カメラ

36mm × 24mm

Rollei-nar HFT® 1:2.8/38mm。3群4枚構成、絞り範囲f/2.8~16。

反射ブライトフレームと周囲エリア付き光学ファインダー。1/30秒までの短時間露光時はグリーンシグナル、1/30秒からの長時間露光時はレッドシグナル。

0.5倍

自動

15-27 DIN / 25-400 ASA(ISO)

後玉シャッター

1/500~4秒(電子制御式)

 有

ホットシュー(Xシンクロ接点付き)

コンビプランジャー(ブランジャー押し下げ、セルフコッキング)

底蓋折たたみ式クランク巻戻

4LR44(Mallory PX 28、Varta V 28 PX、National 4 G 13)

11.7 x 6 x 3.5 cm(閉じた状態)、12.8 x 6 x 4.8 cm(展開時)

重量:315グラム(電池含まず)

69000円

114500円


 

作例

 

 

感想

ローライ ローライマティックは、ローライが 1980 年に発売したコンパクトな 35mm ファインダーカメラです。この機種は、伝説的なデザイナー、ハインツ ヴァースケ (彼の他の作品には並外れたローライ 35 や小型のエディクサ 16 などがあります) が作成した最後のローライモデルという特徴があり、また、残念ながら、経営不振に弱い会社が最終的に破産を宣告する前にローライがデビューした最後のカメラでもありました。以前の Rollei A26 と同様に、Rolleimatic はカメラをコンパクトに置くために賢い機構を使用しています。カメラの動作準備をするには、まずはフロントカバーを横にスライドさせて Rolleinar 38mm f/2.8 レンズを露出させ、次はソーシーヒンジを中心に回転してレンズを長くする必要があります。長くすると、レンズはこの位置に留まり、パネルは前後に動いて写真途中シャッターを切ることができます。レンズ前面のリングは、上部にゾーンが表示され、下部に距離マークが表示され、手動で焦点を調整するために使用されます。 レンズを収納するには、パネルが回転するときは「Rolleimatic」バッジの隣にあるオレンジ色のボタンを押す必要があります。 レンズを本体に引き戻すと、カバーをその上に戻すことができます。

その名の通り、Rolleimaticには手動コントロールの機能はあまりありません。 レンズとシャッターコッキング機構のほかに、前面にある唯一のコントロールは、小さな赤いカウントダウンライトが付いたセルフタイマースイッチです。 上部には隠し式のフィルム巻き戻り色のノブ、ホットシュー、オレンジシャッターボタンが構成されています。ストラップの取り付けポイントは正規にあります。カメラの底部には、三脚穴、フレームカウンターウィンドウ、フィルム巻き戻しリリースボタン、バッテリーコンパートメントがあります。

 

 

 

このカメラは、ネットオークション上ではとても安く、完動品のものを探し落札してみました。カメラのデザインは直線が多く、丸みがあまりなく、弁当箱のようなデザインであまり優れたなデザインではありません(私の主観です)。

 

FUJICA 35-EEは、シャッター速度優先EEおよびマニュアル操作可能の距離計連動式カメラです。距離計は。カメラの裏面右側上部に位置しており、Voigtlander :VITESS方式のダイヤル距離計を採用しています。巻き上げレバーは底部右側に付いています。巻き戻しクランクは左側面に付いており、フィルムの巻き上げに対して、90度の角度でクランクを回すユニークな構造となっています。巻き戻しクランクは、カメラの底面の右側についており、右手だけでチャージ、ピント、レリーズを行える設計で、これらのスタイルを、富士フィルムではフジカスタイルと言っています。セレン光電池による露出計指針で適正絞り値が表示される。絞りAUTOではシャッター速度優先EEとなり、絞りが自動調節される。この際、レリーズボタンが上に7mm飛び出す。また、連動範囲を越えて撮影もできる工夫もされている。文字で書くと難しそうな説明になりますが、とてもシンプルな操作で、ストレスなく撮影できるカメラです。これらのフジカスタイルの機構は、1957年の「FUJICA 35-M」に始ま「FUJICA 35ML」、「FUJICA 35-SE」、「FUJICA 35-SE」と受け継がれ、「1964年 FUJICA V2」まで受け継がれます。

 

また、レンズは「FUJICA 35-SE」で採用された FUJINON 4.5cm/F1.9  4群6枚構成(アンバーコート)が搭載されています。このレンズは、1979年12月号「写真工業」連載 カメラ性能と評価  56 「カメラレンズの画質は向上したか ー 50mm F2レンズの変遷 ー」の中で、ライカレンズ:ライカM2時代のズミクロン50mm F2の性能(当時の最高描写のレンズ)を基本に他のレンズと性能を比較しています。

 

その中でFujica 35-SE Fujinon 45mm F1.9(Fujica 35-EEとレンズは同じ)のレンズを取り上げてデータを掲載しており、画面平均解像力ではズミクロンには及ばないものの、中心部では開放ではズミクロンと同等、F5.6ではズミクロンよりも優っているというデータを出しているため、和製ズミクロンという異名を持っているレンズです。このレンズの性能を知っただけで、このレンズの性能を知る前まで、このカメラのデザインを弁当箱と揶揄していたのに、このレンズの性能を知った後では、なんかこのカメラ自体が素晴らしいものに見えてくるという、人間というのは打算的なものです。和製ズミクロンという異名を取っているレンズですが、撮影してみますとズミクロンのような力強さみたいなものは、私はあまり感じませんでした。解像力だけでズミクロンと比較するのは少し無理があるかもしれません。写りの色調は色載りはあっさり気味で、アンバーコーティングのせいなのか、全体的にアンバー系に色が多少偏っている感じがします。

 

フジカスタイルのこのカメラは使いやすく、撮影していて楽しいカメラです。このカメラは、EEが活かされるカメラですので、ジャンクではないセレンが活きているカメラをお勧めします。なんといってもこのカメラの魅力は、FUJINON 4.5cm/F1.9 のレンズです。このレンズが搭載されているカメラは、「FUJICA 35-SE」・「FUJICA 35-EE」「FUJICA V2」に搭載されています。

 

 

 

残念な点

1)シャッターを押す感触のストロークが長く、シャッターが切れたという感覚が判りにくいです。

2)写真工業 1973年3月号・ 新型カメラのテストレポートミランダセンソレットの説明では、レンズはテッサータイプ

のレンズで性能は悪くないとのことでありますが、写りの印象は黄色みが強く、カメラの設定ができるだけ絞るような設定にされている所為か、絞りすぎによる「小絞りボケ」のような写りに感じます、色味も「小絞りボケ」の傾向からの抜け感がよくありません。そうなるとカメラのデザインが良いとはいえ、次にこのカメラにフィルムを入れようとは思いません。

 


フィルムインジケーター

 

フィルム装塡が終りましたら,忘れずに巻上げレバー軸についているフィルム種別指示板を回して,装塡したフィルムの

 

種類を外側の·印に合わせて下さい。(フィルムインジケーターは単なる覚書ですので、これを設置したところでカメラの設定は何も変わりません。)

 

フィルムカウンター

フィルムカウンターはこのカメラにおいては底面に設置されています。撮影に集中している時に、フィルムカウンターをついつい探してしまうことがあります。

 

 

 

被写界深度

フジカ 35-EE では, 撮影距離に応じた被写界深度が, カメラ上部の深度目盛(上記の写真の丸で囲まれているところ)で確認できます。たとえば, 被写体までの距離 3m の場合, 絞り f4では黒い四角の部分だけが被写界深度です。 f8(赤いエリア)に絞ると内側の大きい黒点間の空間、 つまりピントを合わせた3mを中心に約1.9m から7mくらいまで, f16 (緑のエリア)にすると外側の黒点ですから約1.4mから無限遠まで鮮鋭に写ることを示しています。

 

 

レンズの絞りはフィルム面に達する光の量を調整するほかに被写界深度も調節する重要な役目を持っています。レンズは焦点を合わせた点を中心に,その前後のある範囲まで鮮鋭に描写しますが,これを被写界深度といいます。被写界深度は被写体までの距離と絞り値によって変化します。すなわち距離が遠くなると同じ絞りでも深度(ピントの合う範囲)は深くなり,また,同じ距離では絞りを開けると浅く,絞り込むと深くなります。その深度は焦点を合わせた点に対して手前側に浅く後側に深くなる傾向があります。

 

 

 

過焦点マークによる撮影

被写界深度の性質を利用したのが過焦点マークによる撮影方法です。 すなわち, カメラ上面の距離目盛の5mが赤文字になっていますが、 同様に絞り目盛の8も赤文字になっています。ここで赤文字どうしの組み合わせ, すなわち絞りf8で距離を5mに合わせますと、被写界深度目盛の8の二つの黒点にはさまれた範囲が深度内に入ります。

 

この関係を深度表で調べてみますと, f8で5mに焦点を合わせた時は, 手前は2.55mから222.2m までが深度内に入ることになります。 この場合200mと無限遠はほとんど変りがありませんので, 2.55mから無限遠までが深度内に入り,この範囲では

 

焦点調節を行なわないで撮影することができ, スポーツ等の動きの早い被写体を写す時は大変便利です。

 

セレン露出計

 このカメラの場合シャッター優先EEですので、セレン露出系が死んでいる場合には、このカメラの魅力は半減しますので、そこを確認して購入をお勧めいたします。絞りダイヤルを「AUTO」に設定した場合には、このセレン露出計の露出を元に設定したシャッタースピードに対しての絞りが決定されます・

 

撮 影

仕方

フジカ35-EEは,EEだけでなく,露出計の指示によるセミ連動でも, また,まったくのマニュアルコントロール(手動調節)でも自由にお使いになれます。

 

EEの場合 シャッターを切れば自動的に正しい露光が得られますが,フジカ35EEはカメラ上部の露出計指針が常にその場の絞り値を示しますので,これによってお望みのシャッター速度と絞りをセットできます。また,これにより露光の過不足がただちにわかりますから,必ずEEで撮影のできる速度を選んでおけば,シャッターチャンスを逃すようなことはありません。

セミ連動の場合 露出計は,絞りをマニュアルに切りかえても,セットした露光指数とシャッター速度に連動して正しい絞り値を示しますので,セミ連動カメラとして,特に特殊な画面効果を望まれる時に便利に使えます。(EEの場合は,露光過度または不足のときファインダー視野内の警告マークが赤色に変ります。絞りをマニュアルにしたときは,警告マークそのものが消えます。)

 

露出計連動範囲外で使う場合 EEまたはセミ連動で使っている時,もし,シャッタースピードを連動範囲内の最低速度にしても,なお暗すぎて撮影できないときは,連動を解除してそれ以下の速度あるいはバルブ露光をすることができます。

 

Rolleimaticの使い方




参考文献


Rolleimatic の使用説明書



 

参考サイト