OLYMPUS WIDE
【OLYMPUS WIDE】SPECIFICATIONS
製造メーカー名
発売年
型式
画面サイズ
レンズ
ファインダー
ファインダー倍率
露出計
フィルム感度対応範囲
シャッター
シャッタースピード
セルフタイマー
シンクロ接点
フィルム巻き上げ
フィルム巻き戻し
電源
サイズ
重量
販売価格
日本の大卒初任給
オリンパス光機株式会社
1955年 9月
レンズシャッター式透視ファインダーカメラ
36mm × 24mm
D.Zuiko - W F.C. 1:3.5 f=3.5 cm
採光式ブライトフレームファインダー
無
ー
COPAL-MX
B・1 〜 1/500秒
有り
フルシンクロ(M/F/X接点)
一操作レバー式
クランク式
ー
57(厚)× 80(高) × 125(幅)mm
約570g
16900円
12907円
作例
感想
昭和30年(1955年)発売のオリンパスワイドは、オリンパス35V型に35mmのワイドレンズを装着したワイドレンズ専用機。フレーミングしやすい採光式のブライトフレームファインダーを搭載しています。レンズ交換式の高級カメラでしか撮ることのできなかったワイド写真が、手軽に美しく撮影できるとあって、オリンパスワイドは爆発的な人気を集め、その後のワイドカメラブームの先駆者となりました。
当時のレンズ固定式のコンパクトカメラといえば
いわゆる標準レンズの焦点域である50mm前後の焦点域の
レンズを装着したものが一般的でした。
そんな中、このオリンパスワイドは35mmの広角レンズを装着して
デビューしました。
スナップや旅先での記念写真的な撮り方をするのであれば
確かに50mmレンズよりも35mmのほうが使いやすいですよね。
案の定、このオリンパスワイドはヒットし
その後各メーカーも広角レンズを装着したカメラを発売し
ワイドカメラブームともいえるほど、たくさん販売されました。
このカメラは、メルカリにてジャンク品ということで送料込みで3000円、安いということだけで購入。届いてみるとどこにも不具合のない完動品でした。Yahooオークションでも送料別で1000〜5000円で入手することができます。
このカメラはセレン露出計が搭載されています。カメラの前面には向かって左上にセレン用の扉が設けられ、軍艦部には計器が取り付けられており、少し気難しい感じを受けますが、面構えの良い重厚なイメージを受けるカメラです。一見するとこのカメラのセレン露出計は、このカメラとどのように連携しているものか理解できず、最初はどう扱っていいのか戸惑うかもしれません。しかし、あなたのこのカメラの露出計が稼働し、その露出が正確の場合には、このカメラと露出計の連携の仕組みを知ってしまうと非常に使い勝手の良いカメラです(私の嫌いなライトバリュー方式ですが・・・)。
特筆するべきはこのカメラのファインダーは等倍ファインダーということです。等倍ファインダーの利点については下記で説明しますが、とにかく等倍ファインダーは撮影していてストレスがありません。しかし、設計の問題なのか、私の個体が悪いのか距離計の二重像が見にくいです。二重像が薄いとかそういう問題ではなく、これはマミヤの設計の問題のように感じました。
シャッターボタンの感触は、バネを押した時の反発は柔らかく、シャターボタンの半押し状態も楽に行うことができ、半押し状態からのシャッターの押し込みも感触の良い状態で撮影ができます。
私の個体のレンズはそれほどカビはないのですが、開放時に逆光気味の撮影では若干フレアーが生じ、若干コントラストも低めの写りをします。しかし、それらの写りは他の人のこのカメラの写りを見ても似たような傾向があり、このレンズの性質なのかもしれません。とはいえ、65年前のカメラですので(2023年現在)、それを考えますとよく写るカメラです。
このカメラは、カメラの面構えも良く、ファインダー倍率も等倍でシャッター感触も良く、よく写るカメラですので、撮影していても十分に楽しめる良いカメラです。しかし、露出計が機能しない個体である場合には、マミヤ35 オートメトラではなく、同じレンズが搭載されている「マミヤ35 S 1.9」等のカメラをお勧めいたします。
MAMIYA-SEKOR 48mm/F1.9 4群6枚ガウス型
[レンズまわり]
ちょうど初期のズマール50mm F2といった感じの玉
ーレ ンズー
レンズは世田谷光機製のマミヤ・セコール48mm F1.9で、4群6枚の変形ガウス型(隣のレンズ図)。焦点距離の実測値は47.8mmで問題ないが、明るさの実測値がF2.0なのは、JIS規格で許されているとは癒え、感心できない。焦点移動量はF5.6に絞った時、画面中心でプラス0.05mm(後ピン)で極めて小さい。ただし、球面収差は必ずしも小さくない。球面収差局面の形によっては、このよう形によっては、このようなことも起こりうるのである。歪曲は画面周辺でプラス0.4%(糸巻型)、小さくて普通は何ら問題にならぬ。画面中心から周辺に行くにつれ明るさの減少する割合を示す開口効率は、画面対角線90%画面対角線90%の位置で 30%、今の日本のレンズのレベルから見ると低い。ただし絞ればもっと良くなる。
解像力は右の表のとおり。ここでちょっとお断りしておかなければならぬが、今回からテスト用超微粒子乾版が変わった。昨33年1月から18回にわたって使用してきた乾板を使い果たしたので、また新しく乾板を作りなおしてもらったわけである。もちろん同じ小西六の同じ人が同じ処方で作ったので、性能も極めて近似しているが、同一レンズを新旧の乾板でテストした結果、新しい乾板では解像力の値がごくわずかながら低く出るので、今後のデータとを従来のデータとを直接比較することは避けた方が無難と思う。なお新しい乾板は今後1年以上の分量を用意しておいた。
ところでこのマミヤ・セコールは、開放ではハロが多いため、ソフトな感じの写真ができるが、F5.6 ~ 8くらいに絞ると素晴らしく鮮鋭になって、ちょうど初期のズマール50mm F2(ライツ製のライカ用レンズ)といった感じの玉であった。
(1959年 7月号 アサヒカメラ 「ニューフェース診断室:マミヤ35オートメトラ」より抜粋)
ファインダー
(1959年 7月号 アサヒカメラ 「ニューフェース診断室」:マミヤ35オートメトラ」より抜粋)
アルバダ式のブライト・フレーム入りでアイピースの前に補正するようになっている。フレームで区切られて視野と、実際にフィルム面上に写る画面とのとの比は 、第一の表の通りで普通だが、欲を言えば至近距離で95%を上まわるようにしてほしい、なお表を見ると、至近距離において、上下の%が左右に比べて特に小さいのに気づくが、これはフレームと画面のセンターが合っていないので、フレームが上方にずれているために、至近距離では、画面の上方が切れてしまったこ
とを意味する。このずれはいつの場合にも起こり、無限遠で撮ったときでも、画面の上部が切れるほどではないが、やはり下部が余計に映り込む癖があった。せっかくパララックス補正機構を組み込んでも、こんなに狂っていたのでは意味がない。補正機構はうまく動いているのだから、診断室購入のカメラだけに起こった調整ミスのようだ。ただし左右は正確であった。
ファインダー倍率は等倍だが、等倍のアルバダ式というのは見にくいもので目を固定してのぞいた場合には、フレームは見えても被写体の四隅が暗くかげってしまうことが多いやはり明かり取り窓式にするべきだろうが、それには軍艦部(ファインダーカバー部のこと)のスペースが不足である、距離計の基調線を大きくし、その中間に明かり取り窓を組み込むためにフィルムの巻き上げレバーか巻き戻しクランクに、退艦を命じた方が良いのではないだろうか。
(1959年 7月号 アサヒカメラ 「ニューフェース診断室」:マミヤ35オートメトラ」より抜粋)
・露出計周りの要部の名称。
・ASA (ISO)感度設定
露出系は基本的に絞り板(露出計の前面蓋)を開けた状態で使用します。矢印のところの押し棒を押して絞り板を開閉します。
・露出の決定方法。
絞り板が開くことにより露出系指針が光に反応して振れます。レンズの最前面にあるL V(ライトバリュー)リングを回すことにより低照度追跡指針(🔺)が動き出します。そして露出計指針(ー)の示す位置に低照度追跡指針(🔺)を合わせます。そうすることで、自動的に「シャッタースピード目盛環」と「絞り目盛環」が動き出し、露出の組み合わせが決定します。
この写真ではライトバリューの目盛が「10」を指しています。これにより、
「1/250 : F2」・「1/125 : F2.8」・「1/60 : F4」・「1/30 : F5.6」・「1/15 : F8」・「1/8 : F11」・「1/4 : F16」
の露出の組み合わせが決定します。そこで撮影する時には、絞優先にするか、シャッタースピードを優先するかは撮影条件に合わせて任意に決定し、撮影を行います。
露出計が機能しない、もしくは任意に露出を決定したい場合には、左手で絞り冠の上のギザ(🔴)のところを回し、希望のF値に設定します。左手で絞り冠の上のギザ(🔴)固定しながらLVリング(← →)を回すことで、シャッタースピード環(← →)が動き出しますので、任意に露出を設定できます。
・連動露出計
(1959年 7月号 アサヒカメラ 「ニューフェース診断室」:マミヤ35オートメトラ」より抜粋)
このカメラでは、あらかじめ使用するフィルムの感度をカメラ上面の感度目盛に合わせておき(この操作は非常にやりにくい)、カメラを被写体に向けて、シャッターの一番前方にあるLV(ライトバリュー)リング(説明書では露出決定リングと言っている)を回すと、これに連動して感度目盛板と一体になっている追跡指針が回転するので、この追跡指針のフレた位置に相当するところまで回してやれば、露出系の指示する露出条件が自動的に得られるようになっている。
このカメラに使用されているコバルSVK型シャッターでは、LVリングを回した場合、普通はシャッター目盛が動かず、絞目盛だけが動いて露出を変えるようになっているが、絞が最大値に達して止まると、今度はシャッター目盛りが遅い方に向かって動き出し、反対に絞が最大限に行きつくと、シャッターが速い方に向かって動き、2から17までのライトバリューが中断されることなく、一作動でセットされる。ここまでは従来のSLVコバルと同じであるが、このSVK型では、LVリングの回転が。シャッターはイブに突き出た軸に伝えられていて、L V リングを回すとこの軸が回るので、これを歯車で露出計の追跡指針まで導いてやりさえすれば、前述の連動が行われるわけである。露出計運動がこのように簡単にできるようになったのは、このシャッターを作ったコバル光機の功績といえよう。しかしそれをボディーに上手くまとめるのはカメラ会社の役目だから、今後ともシャッター会社とカメラ会社の連絡は緊密にしてもらいたいものである。
ただしLVリングを回してシャッター目盛の方が動く状態では、その手応えに比べて、シャッター目盛のクリックが浅すぎ、うっかりするとシャッター目盛の中間(正確に出せない)にセットしてしまう恐れがある。絞目盛の間隔が広く、中間の半目盛にでも3分の1目盛にでも楽にセットできるのは大へんに良い。なおシャッター前方から2番目の速度変更リングを回すと、ライトバリューを一定に保った状態で絞とシャッターとの組み合わせが変わる。もちろんこの場合には追跡指針は回転しない。
露出計は3段切換色になっており、明るい所では高照度用絞板を閉じた状態で緑色の高照度追跡指針追跡指針を、暗い所では絞板を開けて赤色の低照度追跡指針を使い、さらに暗い場所では、付属品のアンプリファイアをアクセサリシューの差し込んでフィルム感度目盛板をアンプ用の矢印に合わせ直してから、赤色指針で使用する。
この連動露出計機構は大へん使いよく成功したと言える。これに頼っているだけで、ほとんど常に間違いのない露光が得られる。なお、さらに使いやすくするため、フィルムの感度目盛をもっと合わせやすい構造に直すこと、緑色追跡指針を見やすい色にすること、メーターのガイドラインを素直な形に改めることなどを提案したい。
LVリングを回して追跡指針を動かしているとき、指針の部分を押さえたりすると、内部の構造を壊しやすいので、露出系部分には透明プラスチック製の保護カバーをつけてあるが、このカバーはアクセサリー・シューを利用して固定してあるので、フラッシュ・ガンやアンプを取り付ける時、いちいち外さなければならないのは不便だし、その形も石鹸箱のようで体裁が悪い。この辺にもう一工夫してもらいたい所だ。
なお診断室購入のカメラに付いていたシャッターでは、500分の1秒時だけが、M接点においてもX接点においても効率が低く、速度もかなり遅かった。
(1959年 7月号 アサヒカメラ 「ニューフェース診断室」:マミヤ35オートメトラ」より抜粋
このカメラが私の手元に届いた時にアクセサリーシューにプラスチックカバーが付属していましたが、届いた当時はそれが何を意味するものか理解できませんでした。もちろん露出計をカバーするものとは理解できましたが、通常時にこれを装着し使用するものなのか、新品納品時に箱の中で露出計のカバーとして付属していたものなのか理解できませんでした。1959年 7月号 アサヒカメラ 「ニューフェース診断室」によると以下のことが書かれていました。
LVリングを回して追跡指針を動かしているとき、指針の部分を押さえたりすると、内部の構造を壊しやすいので、露出系部分には透明プラスチック製の保護カバーをつけてあるが、このカバーはアクセサリー・シューを利用して固定してあるので、フラッシュ・ガンやアンプを取り付ける時、いちいち外さなければならないのは不便だし、その形も石鹸箱のようで体裁が悪い。この辺にもう一工夫してもらいたい所だ。
撮影において、このプラスチックカバーを上記の理由から装着することはなく、このカメラを操作し撮影してみると、露出計の追跡指針を押さえつけるような、間違った作業を行うようなことはありませんでしたし、今後もそのようなことはないと思われますので撮影上必要ないかと思われます。
・使用説明書の反射光線にょる計り方
彼写体からの反射光線を測定するときには、できるだけ被写体のそばにカメラを近寄せ、平対した値を求めます。また風景やスナップなど近寄れないときには、空から来る光線が入らないように、受光部を少し斜め下に向けて測ります。
・等倍ファインダー
このカメラで特筆するべき点は等倍ファインダーです。こう言ったレンジファインダーで等倍ファインダーはなかなか存在しません。それだけに等倍ファインダーのカメラはこだわりがあるような気がします。撮影時には基本的に右目でファインダーを覗き、左目は目を瞑らずに、常に目を開けて撮影を行います。等倍ファインダーの場合にはそうすることで活きてきます。また、ブライトフレームはパララックス補正付きです。
・シャッター
アサヒカメラ 「ニューフェース診断室」では、
シャッター・ボタンは押しやすい位置にあるが、ストロークが長すぎて、なかなか落ちない。またはっきりと二段落ちになっていて、一段目でまずフィルム停止装置が解除され、それからっシャッターが落ちる停止装置の解除とシャッターが同時に一段で切れるように調整するか、それが無理な時には全体のストロークを短くしてほしい。
という記述がありますが、 シャッターボタンの感触は、バネを押した時の反発は柔らかく、シャターボタンの半押し状態も楽に行うことができ、半押し状態からのシャッターの押し込みも感触の良い状態で撮影ができます。
「ニューフェース診断室」の評価はライカ、キャノンのレンジファインダーのシャッター感触と比べての話と思います。確かにそれらと比べれば若干ストロークが長いように思いますが、我々アマチュアが撮影するのには、さほど気になる話ではありません。
・被写界深度
オリンパスワイドの使用説明書で特筆されていることは被写界深度です。ここを理解しておくことが撮影に成功することが
DズイコーWと被写界深度について(オリンパス ワイド使用説明書より抜粋)
DズイコーWの特性,深い焦点深度がどれ程便利であるかを(写界深度の説明に織り込んでお話致しましょう。
まづ彼写界深度とは何かといいますと下図を御覧下さい。
例えばカメラから違った距離に ABC 3人の人がいたとします。Aにピントを合わせればBCはぼけ、Bにピントを合わせれば ACはボケる筈です。又 C にピントを合わせれば AB がポケます。しかし、これは理論上のことで実際には、ポケにも程度がありますから実用上ポケているとは見られないポケを許しますと,この三人のらち、Bにピントを合わせたとき,A もCもポケないという能囲が考えられます。このとき,BからAまでを前方の深度、BからCまでを後方の深度といいます。この枝写界深度は,レンズの焦点距離や絞りによってかわりますのでこの範囲が広いことを深度が深いといい,狭いことを深度が浅いと呼んでおります。 一般に焦点距離が短かければ短い程,また絞れば絞る程この袚写界深度は深くなります。
次表を御覧下さい。この表は前述の許せるポケの直径を30分の1mmとして1mから20mまでの色々な距離の写体にピントを合せた場合に F 4, F 8 の絞りで焦点距離 35mm のレンズの深度がどの依あるかをメートルで示したもので,比較のために焦点距離50mmのレンズ F8 の深度も合わせて示しています。例えば彼写体距離 2mの横の列をみてみましょう。35mmの場合には F4 で 2m に対し前方へ 0.36m(1.64m),後方へ 0.55m(2.55m)までが深度内で,この数字は 50mm の F8 の深度にほぼ同じであることがお分りでしょう。もし 35mm で F8 に絞ると深度は増加して前方 0.60(1.4m)、後方1.52(3.52m)になりますから、1.4mから3.52mまでが深度内に入り、この深度は 50mm の同じ絞り F8 の約倍です。
この表には省咯してありますが、この深度は 50mm の F16 の深度とほぼ同じになる筈です。逆に考えますと,50mm のレンズを使った場合と 35mm のレンズを使った場合に同じ深度を得るためには,50mm の方は35mm より2段余計に絞らねばならないということです。更にいいかえますと同じ深度では,ワイドの方が 4倍も早いシャッターが切れるということなのです。このことは、カメラを非常に使い易し,その上 手振れを防ぐことにもなります。
この被写界深度を一目で分る様にしたのが深度目盛です。これを分り易く図に書いてみます。
深度目盛の中央にある黒点はスピード目盛と距離目盛を合せる基点です。この黒点の両側に同じ数字が並んでいます。これは絞の数字です。そして上から見て左側の数字は、その数字にレンズを絞ったときの前方の深度の極限を右側は後方の深度の極限を示しています。今距離を 5m に合わせりを F8 に絞った場合をみてみましょう。左の 8 は 2.5 mを,右の 8 は無限遠を指しています。この場合の夜写界深度は 2.5m から ∞ までということになります。つまり必要な絞りの左右の目盛がはさむ距離目盛の範囲が被写界深度ということになる訳です。この深度目盛をお使いになれば複写体の前後どの位の範囲がはっきり写るかも分りますし,また距離の異る二つの彼写体を両方ともはっきり写したい場合にどこにピントを合わせて,どう絞ればよいかも分ります。すなわち、二つの(写体の距離が、左右の同じ数字で挟まれるように,距離環を調節して、その.挟んだ数字まで絞ればよいわけです。このことを頭に入れてクリックストップのある赤マークの 5m と 2m の距離に距離をおいて、絞りの F5.6 と F8 との場合の深度を読んでご覧になると,大体の場合の撮影が,この二つの固定焦点で、解決されることがおわかりになるでしょう。
オリンパスワイドの広告
オリンパス ワイドの使用説明書
参考文献・参考サイト
・オリンパスワイド 取扱説明書 オリンパス株式会社
・アサヒカメラ 1959年7月号 ニューフェイス診断室
・カメラレビュー 別冊 クラシックカメラ専科 戦後国産カメラのあゆみ
クラシックカメラのテストレポート。