マミヤ MAMIYA


マミヤは、国内初のレジスター(金銭登録機)の製造を行なっていた間宮精一により、誕生したメーカー。1940(昭和15)年5月マミヤ光機製作所を設立し、「マミヤシックス」の生産を開始。

 

「マミヤシックス」は、海外製品に劣らない国産カメラとして高い評価を受け、その後、1950年の改組によってマミヤ光機株式会社となり、二眼レフカメラや一眼レフカメラ、35ミリカメラなど、さまざまなカメラを製造し続けた。1992年には、合併によってマミヤ・オーピー株式会社へと社名変更し、事業拡大とともにデジタル化への対応を進める。現在ではマミヤ・デジタル・イメージング株式会社として、引き続きカメラ事業を行なっている。

マミヤスケッチ:国内唯一の35mmスクエアフォーマット. 連動距離計搭載カメラ。

 

 35mmスクエアサイズ判レンズシャッター式カメラ。小型・軽量ながら連動距離計を搭載。レンズは3群4枚構成で、広告には新設計の高性能レンズと明記されている。

 このカメラはハーフサイズ判カメラへの足掛かりとなった国産初の24 × 24mm判カメラであり、当時の外箱には、「20枚用フィルムで30枚撮影できると英文で明記されている。マミヤスケッチは当初ハーフ判として開発されたものの、アメリカのバイヤーから ハーフでは売れないと指摘され、スクエア判に設計変更が行われたカメラ。

 

 

マミヤ35オートメトラ:連動露出計式カメラ。

 

 

 マミヤ35メトラを連動露出計式カメラに改良したカメラ。メトラ metraとはメーターの俗語で計測器のこと。持ってみるとずっしりと重く、見た目は気難しそうなカメラですが、使ってみると使いやすいカメラで、写りも良いカメラです。