Rollei 35
【Rollei 35】SPECIFICATIONS
製造メーカー名
発売年
型式
画面サイズ
レンズ
ファインダー
ファインダー倍率
露出計
フィルム感度対応範囲
シャッター
シャッタースピード
セルフタイマー
シンクロ接点
フィルム巻き上げ
フィルム巻き戻し
電源
サイズ
重量
販売価格
日本の大卒初任給
Rollei GmbH
1966年
レンズシャッター
36mm × 24mm
Tessar 40ミリF3.5 3群4枚構成
逆ガリレイ透視式ブライトファインダー
0.6倍
CdS追伸合致式 連動囲EV7 ~18(ASA100)
ASA 25 ~ 1600
特殊型コンバー
B, 2 ~ 1/500 秒
有り
X接点
レバー巻き上げ式
クランク
ボタン電池1.35V
99 × 68 × 42 mm
397g
69000円 [アメリカの当時の広告で$189.50(当時のドル円換算360円)と比べてもほぼ同価格]
23.300円
作例
感想
世界各国に大きな衝撃を与えたローライ35。このカメラの誕生によって世界のカメラメーカーはこぞってコンパクトカメラを製作し、発売することとなります。こう言った歴史等は他のウェブサイト、雑誌等に多々書かれていますのでここでは詳しいことは述べません。
このカメラはクラシックな優れたデザインで、佇まいが素晴らしいです。手に持った時の質感がとても良く、小さいながらも高級感があると感じるカメラです。ましてやこのカメラには美しいメッキの沈胴式の鏡胴の先にはカールツァイス製のレンズがついています。
このカメラはCds追伸合致式の露出計が搭載されており、露出計に合わせてシャッタースピード、絞りを合わせて、目測で被写界深度内に被写体にフォーカスを合わせるフルマニュアルのカメラです。絞り、シャッタースピードは露出計に合わせて設定するから安心できるものの、目測のフォーカス合わせは現像を見るまでは不安があるものです。ある程度絞りを絞っていればそれほどフォーカスを外すことはなく、毎回現像が仕上がってくる度にシャープで綺麗な写りには驚かされることでしょう。
撮影の際、全ての設定が上から一目で確認可能できるために撮影にはストレスを感じません。そのために撮影はとても楽しく撮影できます。こういうコンセプトはユーザーにとってはとても大切であり、撮影が楽しめるか否かの鍵となると私は思っています。
Rollei 35のコンセプト
全ての設定が上から一目で確認可能
③のコンセプトは、このカメラの撮影をストレス無く、リズミカルに撮影できる設計となっており、撮影を行う上でとても大切な要素だと私は考えています。
Tessar 40mm/F3.5 3群4枚

[レンズまわり]
レンズは西独ツァイス製のテッサー40mm F35で、3群4枚構成のテッサー型。
画角は公称57度の準広角で、最短撮影距離は90cmだ。前玉繰り出し式のレンズだから、すべての性能が前玉の位置によって変わるので、撮影距離目盛りを3mのところにセットしておいてテストを行った。
この状態における焦点距離と明るさの実測値は39.9mmF3.59で問題はない。F8に絞ったときの焦点移動量は0.06 mm (後ピン)で、まずテッサー型の相場どおりといえる。放射同心両像面は半画角23度へんで交わらせてあり、それより外側ではかなり大きく開いていて、画面スミ部の画質の低下を示唆している。この点、ならびに平均像面がやや内側にわん曲している点など、すべて標準型のテッサーといえよう。
歪曲は、画面スミ部でマイナス13%のタル型。これは実用上さしつかえない程度。画面周辺部に行くにつれて光量が減る割合を示す開口効率は、画面対角線90%の位置で67%。これはすばらしく大きくてよい値である。解像力は表のとおりで、両像面の開きの大きい画面へり部では低いが、絞ればかなり向上する。

鏡胴は前述のとおり沈胴式で、その外面のクロームメッキは非常に堅くてキズがつきにくく、逸品といえるほどよいできである。距離目盛りや深度目盛りは、ボデー側の絞り目盛りやシャッター速度目盛りをもふくめて、すべて上から楽に読めるようになっているのはたいへんよい。
(1942年 8月号 アサヒカメラ 「ニューフェース診断室:ローライ35」より抜粋)
実際の写りと評価
ローライ35の写りに関してはどの本、ウェブサイト等を見ても評価の高い写りです。コントラストが高くそのために解像度も高く見える写りです。コントラストが高いため色載りも良く見え、なんとなく流石カールツァイスだなと呟いてしまうような写りです。そこで、同じコンセプトのPetri Color 35と撮り比べた結果と、たまたま一緒に鞄に入っていたVitessa Ultoronの撮り比べを見てテッサーレンズの評価をしてみてください(結局は自分の好みです)。
Rolli 35 の被写界深度表
